まさなつ

さらば青春の光のまさなつのレビュー・感想・評価

さらば青春の光(1979年製作の映画)
3.5
60年代、イギリス、モッズ、ザ・フー「四重人格」、、

これらのキーワードに、あまり馴染みはないんですが、ジャケで、彼らが並んで立ってる姿がカッコよくて、それだけで観ました。

ポリスのスティングが若い若い。残念ながら出演シーンもセリフも少ないですが、カリスマ性はやはり光ってます。

モッズとは、50年代後半から60年代にかけて、イギリスから発祥した若者文化だそうです。
細身のスーツにモッズコート。ファッションは今でも十分通用しそうなカッコ良さです。ベスパ(スクーター🛵)に装飾して乗る姿はキマってます。

でも、中身はいわゆる不良グループの青春。仲間、喧嘩、恋、ロック、ダンス、お酒、ドラッグ、、。いつの時代もどの国でも、あまり変わらない。日本とのちがいは、ドラッグが入ることか。それと、やはりファッショナブルなとこ。

二つのグループが、日中、街中で争うシーンがあるのですか、銃も刃物も出てこない、いわゆる喧嘩なんで、安心して楽しめます^^;

最後は、やはり青春のほろ苦いたそがれ。熱狂が去り、残されたものは、、。大人になりきれない主人公の不満、惑い、葛藤、そしてラストには、光よりも影が多いことを浮かびあがらせる。決して古びることのない切ない青春映画。
まさなつ

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