もこもも

ローラのもこもものレビュー・感想・評価

ローラ(1961年製作の映画)
3.9
フランス西部の港町・ナントを舞台に初恋の男性を待ち続ける踊り子ローラとローラに想いを寄せる男たちの恋愛模様を描いた作品

ジャック・ドゥミの作品は
舞台も衣装も映像も音楽も
どれもほんまにお洒落でうっとりする
登場する人物が様々な形で絡み合って
話が展開していくのが面白い
シェルブールの雨傘に登場した
宝石屋が主人公の作品やから
作品同士の繋がりも意識できて楽しかった

ローラへの初恋を引きずる男と
ミシェルへの初恋を引きずる女
この2人の切ない恋物語
ローラ役のアヌーク・エーメからは
気品と魅力的なオーラが溢れてる
小悪魔的な魅力もありながら、
自分の意見をきっぱり言える強さもあって
とっても魅力的に描かれていた

ローランは悪い人ではないけど、
そんなに感情移入できなかったから
ローラとの恋をそこまで
応援していない自分に気が付いた
ミシェルが帰ってきたことを知ったのは
悲しいけどそれでローラは幸せになるし、
自分も踏ん切りが付くしで良いことやと思う

「初恋っていつまでも心に残るのよ」
もこもも

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