ずっと、胸が締め付けられるような、更に最後までハラハラドキドキの息をのみながら観ているなか、時折、子供達が、この苦境の逃亡中に置かれていてもみせる無邪気さ、子供らしさが、ホッとさせてくれるような、更になぜ、こんな恐怖に子供達がさらされなければならないのか?切なく辛い、戦争への怒りの気持ちで揺さぶられながら、とにかく、見終わった後に、やっと自分が呼吸していることに気づいた位、心配の連続だった。
まるで、ずっと息をするのを忘れていたんじゃないか?と、思うほど、子供達の逃亡の旅は、正に息をのむ思いだった。
逃亡中、立ち止まる途中で眺める景色は、時には絶景であることを、素直な子供心で見渡していたり、だが、一瞬の安らぎさえ直ぐに奪われる。中盤から、イッキに主人公だけでなく、他の子供達の、成長をみせてくれるシーンもありました。
親や大人が居なくても子は、育つ!
苦労すると大人に成るのも早くなる!
子供達が、生き残って、急速に大人びていかなくては、生き残れない!という成長の姿をみせてくれました。
実話がもとに成っている作品だということは、エンドロール直前に知りました。