『おじいちゃん、死んじゃったって。』
彼氏とセックスをしている時に、おじいちゃんが死んだ。今まで他人みたいにして生きてきた家族たちが人の死をきっかけにまた家族にならないといけなくなった。
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年をとればとるほど煩わしい「家族」という呪縛。血縁同士の本音はエグい。
死人そっちのけで引っ掻きあう家族。誰かが死ぬということは、誰かの生を際立たせる。残された人間たちはみっともないとこさらしながら、まだまだ必至に生きなきゃいけない。
家族だから、やっぱりまたいつか会うだろう、って思いながら、葬式を終えてまたそれぞれの日常に戻っていく。自分もおじいちゃんが亡くなったとき、ずっと思ってた。みんな悲しそうじゃないなって。でもおばあちゃんが泣いているところを初めて見た。映画を観ていたらそれを思い出して涙が出た。日本人だから大切に思える特別な一作。
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葬式の帰り道に揉める二家族のところがすごく好き。おばあちゃんに無性に会いたくなった。
2回鑑賞。今年NO1。
