「ハシモトさん！」「内川です」。すでに適当。えのき市フィルムコミッション。予算、ロケ、手配。マニュアルを振りかざす無茶振り。詐欺レベルの嘘。独自の判断で動き始める現場ボランティア。スタッフとの温度差。映画の必要性はお客がいるかいないか。何も悪いことをしていない、むしろ善意で努力している人が追い込まれていく様は見ていて胸が痛む。手作りハチ公。搾取する側とされる側。多かれ少なかれ、実際に現場でこういうことはあるのだろうなと感じさせられるリアリティ。捕食者に立ち向かうには知恵が必要。変だと思ったら聞いてみる。疑うことを忘れてはいけないという学び。吉沢さん、前野さん、戸次さん、金田さん、各々そのキャラクターになりきっていて実在感があり良かった。
