「バーフバリ」シリーズ第2作。
前作で語られた、バーフバリを襲った悲劇。
長きに渡り続いてきた王家の権力争いに、ついに終止符が打たれる。
✏️因果応報
前作で割と長いことお送りされた過去編がついに終わり、さあいよいよここからバーフバリの逆襲がスタートする…!と思いきや、まだまだ続くぜ過去編は。
あ、まだやるんだ、的な感じでちょっと面食らっちゃいました。
というのも、前作で明らかにならなかった「王を殺した裏切り者は私です」という、剣豪・カッタッパのまさかの告白。
これの謎を解かなければいけないからなんですね~。
先代バーフバリが玉座に就き、愛する人と出会い。
そしてすぐさまバラーラデーヴァの陰謀によって玉座から引きずり降ろされ、果てには忠心であったはずの部下に身体を剣で貫かれる…という悲しく切ないエピソードが描かれる。
この過去編は前作よりもややコメディ色強めで、気楽な感じで見やすいのは◎。
好きな人へのちょっかいの出し方とか、父と子でよく似てて笑っちゃった。
その後過去編が終了し現代へ。
己の過去を知ったマヘンドラ・バーフバリが国へと帰還するシーンはちょっぴり感動もの。
そしてここからの「バーフバリ軍vsバラーラデーヴァ軍」の戦闘シーンがまた見事で。
基本真面目なアクションシーンの中で、「木の弾性を利用して壁を乗り越えようぜ!」とかまた笑っちゃうよね。
いやそうはならんやろ。
あとバラーラデーヴァが数年ぶりに、馬車にエグい量の刃を取り付けた「絶対敵軍殺す馬車」を駆って戦場に舞い戻ってきたシーンも良かった。
そして最後には、戦に敗れたバラーラデーヴァを「生きたまま」燃やすデーヴァセーナ。
この「生きたまま」ってのが容赦なさすぎて良かったな~。
まさに因果応報、って感じで。
とはいえ全2時間45分の大ボリュームでお届けされる本作。
ちょっとテンポが悪く感じる場面もチラホラありましたが…
これまた第1作と同じような感想にはなりますが、基本的に満足度の高い作品であることに変わりはありません。
☑️まとめ
王家の熾烈な権力争い、そして数奇な運命の結末を描いた本作は、前作を超える製作費、そして興行収入を記録し、シリーズ2作続けてインド映画史に燦然と輝く記録を樹立した。
余談だけど、今年の初めに公開された『カルキ 2898-AD』もS・S・ラージャマウリ監督作品なんですねぇ。
Markだけして、すっかり鑑賞するタイミングを逃しちゃったけれど…
そのうち各作品の主人公を集めた「ラージャマウリ・バース」でアベンジャーズ的な作品でも作ってくれないかしら。
さすがに無理か。
<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃♂️テンポ:★★★☆☆
🎬2025年鑑賞数:10(8)
※カッコ内は劇場鑑賞数