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バーフバリ 王の凱旋のスズタカのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
4.0
『デーヴァセーナ、君が間違っている…。切るべきなのは…指じゃなく、首だ!!』
俺が、1番上がったシーンです(*´꒳`*)

有楽町のピカデリーにて、1作目『バーフバリ 伝説誕生』と連続で観賞できて、とてもラッキーでした♬

俺、このシリーズを観て、いかに日頃の自分がハリウッド的なフォーマットに慣らされていたかを思い知り、色々と反省させられるというか、思い改めさせられました…。それ程までに、今作は革命的です!

それは、使われている技術が新しいとかではなくて、映画における娯楽とは何か?という、最も根本的なことです。

三幕構成でとか、何分に1度展開が…など、そんな常識を、軽々と豪快に飛び超えていました。とにかく、常識外れに全篇が見どころ。

容赦なく、絶えず圧倒的な映像とカッコいい↑アガル演出が連べ打ち!

全てが、観客を楽しませるために、物凄く考え抜かれているうえ…そこに、更にもう1つアイデアを詰め込んでいるような完璧さ!全部が、観客の想像と期待をはるかに超えている!!ケタ違いなんです!!!

だからといって、大雑把ということもなく、細やかな配慮も完璧…。いや、これは本当にヤバイですよ。今後の、娯楽映画自体の在り方への影響が計り知れない!!

とはいえ、個人の好みの問題かもしれないのですが、俺は映画内における過去シーンは、現代を盛り上げる要素であるべきだ、と思っています。そうでないと、物語の主軸がブレるからです。

ただ単に、過去シーンというだけで、何だか興味が薄らいで、少しテンション下がるというのもあるのですが…。

その点、本作は過去シーンが7割程度を占めていました。もう、親父バーフが主役なのか、息子バーフが主人公なのか、随分曖昧なバランスでしたので…。本作の過去として描かれているシーンは、めちゃくちゃ魅力的なのは言うまでもないので、できたら、別々の映画にしてくれても良かったよ!!
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