予告篇を観て、土屋太鳳が女子高生・・・、いつになったら卒業するんだと罵る。しかも相手役は菅田将暉のうえ、何と朱色の制服。目が悪くなりそうだ。というわけで、観ることはあるまいと思っていたが、鑑賞スケジュールを作っていたら、本作は観なくてはいけない、と脳内の記憶が囁く。何がそうさせるのかもはや覚えていなかったが、それに従うことにした。
その謎は、タイトルロールの出演者を観て氷解した。パターンではヒロインの邪魔をする役割だが本作では素直に引き下がる役で登場したシンデレラ。
原作があるのでその世界を壊さないという規制があるんだろうけれど、制服の異様さと比して、臆病な生態だ。どこからともなく友情が生まれ、素直で楽しい学園生活を送りましたという回想の話。予告篇や、ファーストシーンの土屋太鳳の回想からは、悲劇が待っていると思わされたが、勝手にド勘違いをする。
それにしたってこの結末はないだろう。何のひねりもない。わたしがひねくれているだけなのか。
劇場でこの秋の公開される『累』という作品の予告編を観る。土屋太鳳が主演のようだ。芳根京子を相手とするサスペンス。ガチでマジに演らねば、喰われる。