ウォシ

となりの怪物くんのウォシのレビュー・感想・評価

となりの怪物くん(2018年製作の映画)
1.9
※酷評です。
目を通したくない方はスルーして下さい。



普段なら絶対観ない系統の映画ですが、知見を広げてみたくなり鑑賞。

勉強一筋のお堅い女子と自由奔放な男子。
友達から始まる淡い恋の物語…

何とまぁ薄っっっっっっっっぺら過ぎる話か…!
これといった過程もプロセスもなく二つ返事で友達になれるし恋人にもなれる。
機械的に人との繋がりが生まれていくので誰1人として魅力を感じず、どんどん頭から流れていく青春劇を見せられる…
ちょっと冗談言っただけで泣くほど拗れたりといろいろ極端過ぎる。

あんなに人を拒んでた主人公が怒涛の勢いでリア充になるのは何だか作り手の独りよがりな理想にも受け取れて、冷ややかな目で見てしまう。
少女漫画原作ってこのスピード感が当たり前なのかな…?

全編に渡って流れる西野カナの曲も、個人的な好みの問題もあるが鬱陶しく感じてしまった。

ラストのスローはダサ過ぎて頭を抱えました。
あれで感動できる人っているのだろうか…

自ら好みでないジャンルと分かっておきながら勝手に観に来てあれこれ文句を言うのは良くないとは分かっていながらも、やはりどうしても思った感想は口に出さずにはいられませんでした…

いろいろ言ってしまいましたが菅田将暉の圧倒的存在感や、たまにあるさりげない動作で感情を見せる演出(教室の入り方・電子辞書の貸し方など)、気がない相手にははっきり厳しい言葉でしっかり断る気遣い、オレンジ色の制服の可愛らしさなど良かった部分は少なからずあります。
ウォシ

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