このレビューはネタバレを含みます
皮肉な運命
ロッテを所有できたなら、文才がここまでの満開を誇るはずはなかった。ロッテと別れたからこそ、数々の美しい作品が現代に至るまで読み継がれている。二人は作品の中で、今でも同じ世界に生きている、、
そこに確かな、歴史的な信実の愛があったということだけが残っている
しかしゲーテはその人生で、ロッテを現実的に手に入れることはできなかった、、
僕は男だから、ロッテに共感しながら映画を見たし、ウェルターに同情しながら小説を読んだ。
しばらくしたら、ロッテに身を預けて見直し読み直すと、もう一度違う楽しみ方ができるだろうな
「若きウェルターの悩み」を読んですぐに見れたのがまたよかった