このレビューはネタバレを含みます
24 -TWENTY FOUR- Season1でジャック・バウアーの妻を演じたレスリー・ホープと、同Season4でテロリスト役のアーノルド・ヴォスルーが主要キャストで出演。
2013年に運転停止し、2014年から廃炉作業が行われている米カリフォルニア州サンオノフレ原子力発電所で撮影が行われたそうで、それはいいんですけどドキュメンタリータッチを出そうとした映像が逆にウザいです。
TV映画なので予算が少なく、迫力ある映像を撮れないための苦肉の策なのかもしれませんが。
また、原子力発電所を脆弱に描きすぎ。
そんな簡単にメルトダウンなど起きませんし、使用済燃料プールの近く(地上)でトラックに積んだ爆薬を爆発させたとて、使用済燃料は露出したりしません。
一方、連邦政府上層部の対応の杜撰さと隠蔽ぶりを描いた作品とすれば、一定の評価はできます。
ラスト近くで発電所内に突入した米軍兵士が所長を射殺してしまいますが、そのせいでメルトダウンを止めらなくなり画面がホワイトアウトしてジ・エンドならもっとよかったかも。
なお、主演(FBI特別捜査官役)ブルース・グリーンウッドや上述の二人などの演技はよかったと思います。