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ゴールデン・リバーのkumadaのレビュー・感想・評価

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
4.0
ホアキン・フェニックスとジェイク・ギレンホールが共演してます。舞台は、ゴールドラッシュに沸く南北戦争前の米国(日本は江戸時代末期ぐらい)、西部劇の時代です。随分と地味なストーリですけど、見てて飽きません。殺し屋稼業の兄弟の関係がとても丁寧に描かれてます。大酒飲みで粗暴な弟チャーリ、それを気遣うこころ優しい兄イーライ。彼らの珍道中が、特に大きな出来事があるわけではないけれど、見てて楽しいです。兄弟が追う連絡係りのモリスという男をジェイク・ギレンホールが演じてますが、あまり見せ場がなかったような気がしました。ラストシーンで兄弟が母親の住む実家に帰ってきます。玄関で抱き合う母と息子たち。チャーリの右腕がないことに気づいた母親が言います。「何か失くしたようだね。後で話そうか」とても良いシーンです。安心できる場所。帰る場所があるって良いですね。
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