Kaz66

ゴールデン・リバーのKaz66のレビュー・感想・評価

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
3.8
ジョン・C・ライリー、「シカゴ」や最近では「ロブスター」等多数の作品に出演する(特にPTA作品の常連)名バイ・プレイヤー!
昨年の「僕たちのラストステージ」に継ぐ主演格作品を、自身の製作会社+アンナプルナ・ピクチャーズのコンビで実現。
監督は仏犯罪映画の傑作「預言者」のJ・オーディアール。
そして共演には、「JOKER」のホアキン・フェニックス、僕も多大な信頼をおく「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール、「ヴェノム」のリズ・アーメッドという豪華メンバー。
この製作陣でツマラナイはずがありません。
ゴールドラッシュ時の西部劇設定ですが、監督の抑えた演出と4人の俳優の名演(特にライリー)で、“心の傷”を持つ男たちが成り行き的に生きていながらも僅かな光を見出し、その中での心理描写が演技に現れるヒューマン・ドラマとなってました。
ちょっと今の時代には置き換えにくいですが、静かに滲み入るいい映画でしたよ。
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