新日本暴行暗黒史・復讐鬼
若松監督の…これぞ真の鬼滅の刃!って。
1968年の映画。
有名な「津山三十人殺し」の事件をモチーフにしているが…
wikiでその事件を初めて読んでみたが…この映画は元ネタはあってもほぼオリジナルという感じですね。
モノクロですが一部カラーに。なるほど。なるほど。
八つ墓村や丑三つの村など、津山事件を使った映画はあるけど…これも凄い。
もうこの年になって、凄惨な残酷なシーンを見ても「おいおい日本刀を抜き身で持ち歩くなよ」とか、「そこ刺して人死なへんやろ」、「ノー刃こぼれとかまるで無限弾仕様かーい!」とツッコんでしまうのは…ワテも汚れた大人になってもうたんやろな…
しかし…この怒り、悲しみ、時代の悲劇。
カットインでこの兄妹、家族の悲しみは、昔の日本に、そして現代にも、いや、どこの国にも人間社会があるので、人間には避けられない事なんやろうね。
映画のパワーは伝わりました。
しかし…良くない事と思いつつも、これは本当にそうなのか?と思う自分もいて。
シンプルな勢いに、人間と鬼、善悪ってなんやろなぁ。と思わされた。