タイトルと冒頭から、低予算でワンシチュエーションの宇宙モノあるあるトロッコ問題なやつだろうか。大好物やん。とおもたのですが、開始20分でしてやられました。
いい意味で予想を裏切られてテンション上がりました。
トロッコ問題には、違いはなかったのでさらに高評価。
劇中でそのあたりはことあるごとに言及されて、だいたいがカルネアデスの板的なところに落とされるのですが、そういう意味でも予想を裏切り大好物なやつでした。
誰が二者択一と決めたのか、と。そもそもの舞台装置自体にケンカ売るスタンス、よいと思います。
みんなも救うし、あなたも救う。わたしだってあきらめない。
あなたがいれば、どこだって天国になるわけだし。
ひとつざんねんだったのは、ラストがちとよくわかんなかったところ。
なんとなく誰かはわかるようなわからないような感じはする。条件もアレなのかな、と思うのですが、それならたぶん、彼女も彼女で無菌室で育てられた蝶なんじゃないの? というとこで引っかかるのです。
続編ありきだったんだろうか。