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女は二度決断するのsheのレビュー・感想・評価

女は二度決断する(2017年製作の映画)
4.1
キツい辛い苦しい。直接的な描写はそんなに無いのに、ずっとヒリヒリする。

1人の女の独りの闘いであって、他人には全く興味ないって感じが潔い。
1章では彼女から両親、義理の両親、友人が自然と離れていき、2章はずっと裁判だから話し相手はほぼ弁護士だけ。そして3章ではついに1人で考え決着をつけることになる。後押しするのは幸せな過去と、広大な海。物理的には終わりに向かって段々1人になっていくわけだけど、カティヤは最初からずっと独りで闘ってる印象を抱く。
主観的な描き方だからってのはもちろん、彼女が普通の善良な人間じゃないって事もあると思う。ちょっと不良ちゃん。被告人に突っかかろうとするし、薬物依存疑われるし、、ああ、辛くなってくる。

原題の『Aus dem Nichts』は「どこからともなく」って意味らしいけど、邦題の方が合ってる気がする〜。
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