トムトム

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴーのトムトムのレビュー・感想・評価

3.5
ABBAの楽曲を前面に押し出す作りは前作と同じでABBAパワーあってこその映画です。

今作においてどうしても看過できない問題があります。
それはメリル・ストリープ演じるドナの若き時代を演じるのがリリー・ジェームズだという事。
いや、だって「シンデレラ」ですよ。
シンデレラが25年経ったらメリル・ストリープになるんですよ。

前作でもメリルの娘がアマンダ・セイフライドという設定が飲み込みづらかったです。
しかしリリー・ジェームズの娘がアマンダ・セイフライドというのは納得できます。リリーが進化してメリルになるという製作陣のメリルへの忖度が飲み込めませんでした。

ドナの親友 ダイナモスの2人の若い時代の俳優はかなり似せてきているんです。
もしかしたら製作陣は本気で似てると思っているのかもしれません。
しかしメリルの母親がシェールというわかりすぎているナイスなキャスティングを見る限りスタッフも本当はわかってますよね。

前作はメリル・ストリープがはしゃげばはしゃぐ程に乗れなくなりましたが今作では不在の存在というべき圧倒的な存在感がありました。
リリー・ジェームスのロマンチックなシーンのバックにメリルが見えるくらいでした。

正直ストーリーは真っ当な普遍的な物で前作のカオス感は無いのですが教会のシーンはグッと来ましたし時空を超えたスペシャルライブの多幸感はとんでもないです。

個人的にラストにみんなで踊る映画は名作と思っているので満足感は高かったです。

リリー・ジェームズには悪いですがアマンダ・セイフライドのキュートさはすごいです。冷静に考えると トンデモナイ血統ですね。
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