Moeka

ヴェノムのMoekaのネタバレレビュー・内容・結末

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

トム・ハーディの怪演が物凄い2時間だった。ヴェノムのヴィジュアルは流動性の金属にも、細胞や皮膚がのたうつ得体の知れない生き物のようにもみえ、筋骨隆々とした真っ黒な体に浮き出る白い筋、どろどろとした質感が生々しく、たくましくて野生の官能が感じられる...!ジェラシックワールド2にしても怪物の美しさが光る映像は観ていて楽しい。トムハの演技が素晴らしかったので、ヴェノムに乗っ取られるエディの葛藤に焦点をもっと当てたらもっと哲学的なドラマに昇華させられた気がするが、仕方ないか。クローネンバーグが80年代にヴェノムを作ったらカルト名作になった気もする。デップーと同じくナチスを彷彿とさせる人体実験施設の描写も恐ろしい。終盤のバトルシーンはどろどろの怪物同士がぶつかり合い迫力満点で艶かしいのだが、CG!!!感がすごくて自分的にはすごいと思いつつも好みではない部分も...笑 とはいえ満足の一本、何が怖いって最後のウディハレルソンの髪の毛がフサフサなことだよ
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