自己満足点 43点
いやいや、何この映画(笑)
変態にも程がある(^_^;)
オープニングにまさか"あれ"のドアップが出てくるとは思わなかったです。
いや、モザイクかけるとこおかしくね?(笑)
話の内容は、腹痛を抱えてる女性がとあることが切っ掛けで精神科医の男に出会い恋人になるが、ある日その男の双子の兄が登場することによって二人の間で揺れ動く恋愛映画。
「17歳」を作ったフランソワ・オゾンの作品ですが、この映画は「17歳」以上に変態チックな映画ですね。
衝撃的な冒頭のあの場面から性描写がかなり多く出てきます。
その性描写がかなり過激で、最早モザイクを掛けるところを見せないだけのAVに近いくらいです。
容赦無く描いてるのは心意気が感じられるし、カメラアングルも印象的で映像にこだわりがあって美しいです。
また、劇中で鏡が印象的に映し出されるのですが、それが映画の世界観に上手く反映されていました。
ただ、その性描写が果たして意味のあるものなのか?とも思ってしまいました。
「ラスト、コーション」や「娼年」は性描写の意図をきちんと理解出来るし意味のあるものに感じたのですが、正直これは単に性描写を撮りたかったようにしか感じられませんでした。
話の内容としても、
女性が双子に揺れ動く様を描いてるのに対し、結末部分の"秘密"に関係あるものにはあまり感じられず、結末部分で映画の内容が変な感じに変わってしまったように感じてかなり消化不良でした。
シンメトリーを多用したフレーミングは美しく、双子の男の二役を演じた俳優さんの演技も素晴らしかったのですが、いかんせん話の内容がはまりませんでした。
総じて、好きになれなかったです。