ハリ

ビューティフル・デイのハリのネタバレレビュー・内容・結末

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

売春に巻き込まれた少女達を助ける仕事を生業としているが、ある依頼から政治的思惑に巻き込まれる事になる。

売春に巻き込まれた少女達を助け出す仕事をしているジョー。ジョーは虐待を受けた過去がPTSDとして度々フラッシュバックし、仕事中に売春に巻き込まれた少女と自分を重ね合わせる事もしばしばで自分の生き方にも迷っている様子。政治家から囚われた娘を奪還してほしいとの依頼を受け成功するが警察官に再び奪われる。対立する政治家の売春癖に巻き込まれた少女と心を通わすラスト

〜すみません、以下、全部文句です…〜

私の中で映画というのは"娯楽"、"嗜好品"であり、楽しめる作品が良い作品という大前提の根幹がある。その前提があった上で感受性を刺激してくれる作品、深い考察を繰り広げる余地のある作品、登場人物の心情に寄り添える作品がより良い作品かなと思っている。

センスのみの作品や観ている者の教養が前提の作品、社会派や思想強めの作品、オシャレさや奇抜さを全面に出しただけの作品というのはナンセンスで本末転倒だなと思ってしまう。勿論そういった側面がありつつ本筋は王道ストーリーなら素晴らしいのだけども。

今作はストーリーや設定こそ面白いはずだけどまさにセンスやオシャレさを追求しているような印象。極限までセリフを削ぎ落とし、場面情景や演出で表現している。そのせいで途中まで何をやっているのかがチンプンカンプンだし、分かってきた頃には疲れてしまっていた。「そんなことも汲み取れないのか」などと言われてしまえばそれまでだが、所謂趣味嗜好のはずの映画で疲れてしまうのは本末転倒甚だしいのでそういう映画は私の中では面白くない映画で一蹴してしまうなー。

映画「セッション」を観賞した際にも置いてけぼりを強烈に感じて世間の評価と真逆になってしまったのを思い出した…。
この映画はストーリーや設定は面白いのにそれだけにセンスを全面に出した作り方は残念だなと思った。
長々と文句を言ってしまったので好きな方はゴメンナサイ…
個人的評価:凡作
ハリ

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