🔨トンカチ暴れ系映画
ドライヴと似た感覚。ストーリー自体はハリウッド娯楽にもありそうな感じなのに、変な監督のせいで変な映画になってしまったような映画。というか、韓国映画にありそう。(オールドボーイ?)
かなりシンプルなストーリーを演出面で強化させている。無駄なセリフも説明も無く、逆に過不足と感じるほどに何もわからない。でも、映像によって伝えるといった監督の意図は、映画である意義を強く見出すことができて良いと思う。
現実と幻覚が混じるような感覚、不協和音が鳴り響く、PTSDの恐怖を観客にも感じさせるような作りで、抉るように主人公のトラウマを随所に入れ込む。
ただ、正直言って退屈。90分だったのが幸い。演出面で前衛的でチャレンジングで刺激を受けるものの、終始落ち着いている上にやはりシンプルなので自分の中で興奮のボルテージは上がらなかった。ドライヴみたいに死ぬほど興奮できていたら傑作だったかな。
めっちゃ眠くなりながらも変な演出に惹かれるという矛盾した謎現象に襲われた。
トンカチ持ちのホアキンがチェ・ミンシクにもライアン・ゴズリングにも見える。変な映画はトンカチを振り回すのが好きらしい。
エカテリーナサムソノフちゃんはこの映画だと割と幼くも感じるけど、普段は20代後半かと思うほどの色気をプンプンと放つセクシーな15歳少女で、ロシアンガールは本当に怖い。