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ラブレスのAのネタバレレビュー・内容・結末

ラブレス(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

まさに題名通り全く愛のない冷たい作品。
自己中心的で思いやりのない夫婦に育てられた息子が本当に可哀想。最初の方ドアの裏でバレないように泣く姿がトラウマ級にしんどかった。

最後の方、離婚した後夫が相手との子供をぞんざいに扱うシーンも辛い。息子がいなくなってもなお変わらず愛を持って接する事のできない夫にはもはや諦めすら感じる。人が変わるのは難しいのかなとも思うが、本人も愛を持てないと辛いだろうし、なんとも絶望的。

一方で妻の方も、愛の無い母親に育てられたことが描かれていて結局負の連鎖が続いているように感じたしこれからも続いてしまいそうな気がする。

また、冒頭とラスト、エンドロールの音楽も映画の内容に負けないくらいネガティブで不安で落ち着かない気分にさせられた。
A

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