ラブレスのネタバレレビュー・内容・結末

「ラブレス」に投稿されたネタバレ・内容・結末

胸糞映画としてオススメされたこの作品。
むむむ…胸糞!
この夫婦にとって1番可愛いのは自分なんだろう。
しかし、あんな風に夫を罵ったらもう重複不可能だし、よく夫に殺されなかったなと(^_^;)
奥さんのお母さん。この人がまた毒親で。
こういう人に育てられから、子供への愛情の示し方が分からない大人になってしまったんだろうし、お母さんも寂しい人なんだろう。
そして警察よ。その対応て…。
ボランティアの方たちが出てくるまでとにかくイライラする。
そしてここからまた長い闘いが始まるわけだけど、ここからも夫婦協力してなんて見て取れず。
それらしい遺体や保護された子供に会いに行くシーンは辛くて胸がギュッとなる。
それぞれの望んだ道を行く夫婦だけど、あの表情からはお互いとても幸せになれたとは思えない。
罵りあい、子供を押し付けあってその子供を見つけられない2人に一生課せられた贖罪で苦しんでいくがいい。
夫ボリスと妻ジェーニャ、2人共に仕事は成功してるのに人生は上手くいかないもの。
それぞれのパートナーとの姿も家庭崩壊を強調して見せてた。
冷えきった夫婦には息子のアレクセイが行方不明となっても相手を罵倒するばかり、子供の気持ちを考えると厳しかった。
警察は後回しであてにならず、ボランティア救助の方が熱心なのは映画としては普通の流れかも。
懸命な捜索にも関わらず見つからないアレクセイ、冒頭でアレクセイが投げて木にかかったリボンがラストに映る描写はアレクセイの死を暗示していると思わせる悲しみが。
無事を祈るとしか。
「ラブレス」アレクセイへの愛があってこそ、幸せになれたのでは。
母親が泣き崩れていたが、対面した遺体は息子ではなかったのだと思う。母親の親までも子供を厄介者扱いしているのがきつかった。ちゃんと育てられないのになぜ子供を作ってしまったのか。遺体が見つからなくても、ちょっと経てば何事もないように日常に戻っていたのも恐ろしい。ラストの池のカットで彼が呼んでいる気がした。
子供の育て方や環境って大事でそれによる影響も受けやすいから
だからこそ連鎖してしまうものってどうしてもあるのかなって感じた。

離婚が決まってお互い自分の新しい生活にしか目がいってなくて
それゆえ、子供の存在すら邪魔者みたいになって互いに親権を押し付けあって
毎日のようにケンカして揉めてた。
両親が子の前でケンカしたりすることは
ほとんどどこの家庭でもあるけれど
あんなの毎日見せられたら疲れる。
けど子供って大きな命と責任だから
安易に作るもんじゃないし客観的に
この親を見るとイラッとする。

けれどこの親たちは愛してないんじゃなくて
それぞれ自分自身が愛に飢えて求めてばかりだったけど、愛することを忘れていただけでちゃんと愛はあったと思う。
だけど人って馬鹿だから当たり前にあるものに限って見えないし感じられないんだよね。
いなくなって悲しさや後悔とかが重くのしかかる。

でもこの経験からこの2人がどう変わるかでこの先の人生も変わるんじゃないかと考えた。

ただやっぱり最悪の結末を迎えて終わった息子くんはいたたまれなくて
来世ではちゃんと幸せな家庭に生まれて
幸せな生涯を生きて欲しいと思った。
最後の売却される家のこども部屋から見える風景が印象的。外ではこどもたちが親と楽しそうに遊んでいる。両親の喧嘩を聞きながら自分の居場所がないと知ったアレクセイがその様子を見ていたかと思うとあまりにも切ない。
めっちゃ汚れた床を拭いたあとの
雑巾みたいにこのふたりギューッて
しぼったらたぶん黒い汁しか出てこない
失って初めて気付く人たちはその気付きで何が変わるのか。
自分の子にも社会情勢にも無関心。一時的に熱を持つが、最後の貼り替えられるでもなく褪せたままの張り紙が悲しい。
関係は冷めきって互いに別の恋人がいる夫婦だからこそ息子アンドレイの失踪の悲劇に気付かず失踪後家族の大切さに気付くのかと思えばさらに関係が崩壊していく映画
夫婦だけでなく祖母や警察官もシビアな対応をしていくのが強烈的
ラストの夫が恋人と家庭を作り子供を放置気味にしてるのがまた印象に残る
こういう親も環境も紛れもなく存在してるから余計に胸に突き刺さる
救いがない
少年がドア裏で隠れて声を殺して泣くあの一瞬の演技最高では

私も母性がなさそうな母性レス人間だから出産や子育てなんて考えると嫌な気持ちにしかならないという点ではあの母親に共感(誰しもが不安や恐れは感じるのでしょうけど)

この両親は相対的には軽度のネグレクトや暴言程度の虐待で(所得が高く衣食住はきちんとしている)これすらをはるかに上回る鬼畜親がごまんといるわけだ。
愛がある状態とはどのようなものか日頃から謎に思っていたが、こうして反対に愛の無い状態をみせてもらうことで愛がある状態のハードルが大きく上がりすぎることがなくなる。かもしれない。

ドラマシリーズ「FBI失踪者を追え!」を観てたからいかに家出を含む失踪人が多く、その捜査が厳しく専門性が必要とされるか、緊急性の高さ(二日以内?とかに見つからなければ死亡の可能性が急上昇する)を知っていたので、ロシア警察の杜撰さやボランティア捜索隊の志の高さがよくわかりましたね。
また、ドラマで最も悲惨なケースは、何年何十年と親が発見を諦められないケース。その点で言うとこの映画は親の悲しみが浅いことが、ある意味で救いに感じる。
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