YuiKawakami

ラブレスのYuiKawakamiのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
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最後まで観ていないので評価はつけられないのですが、アンドレイ・スキャビンツェフ監督の新作という事もあり、観てみた。
監督の写実的な描写は今回は抑えられ、現代風なモチーフがたくさん出てくる。
インスタグラムの画面とかね。だけれども、非常に心を打ったのは冒頭の父、母の口論を聞いて泣いていた少年の姿。いつもは周りに見せないけれど、人知れず泣く少年の姿を見ていたら、後から繰り広げられる両親共の浮気の場面で耐えきれなくなる。「あの子を見ていると吐き気がする」そう言った母親の台詞。私はそこでギブアップでした。ただ、写実的な程までに人の心と描写をリンクさせているのがこの監督作品のポイントだと思う。今回はそれに耐えられなかったけど再見の価値はあると思います。
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