18世紀に実在したアン王女の寵愛を得る為には他人を陥れる事すら厭わない狡猾な女アビゲイル・メイシャムを演じるエマ・ストーンの悪女ぶり、そして何よりオリヴィア・コールマンの演技が光る一本！
ドロドロした宮廷劇としても面白かった！
監督はヨルゴス・ランティモス。
従姉妹であり王女の側近でもあるサラを頼って宮廷での下働きの職を得たアビゲイルが、悪女としての才覚を遺憾無く発揮しみるみるうちに出世。
遂にはサラを宮廷から追い出すまでに至る経緯は見事過ぎてむしろ気持ち良い。
…からの、ある意味登場人物全員が負けのような後味悪〜いラスト！
オリヴィア・コールマンの何とも言えない絶妙な表情、悪女ここに極まれりなウサギ踏みつけフェイスからの一転して事を察して無の表情に変わるエマ・ストーン然り、メイン3人の演技を堪能できる一本でした。
