このレビューはネタバレを含みます
アビゲイルは端から自身の返咲きのために2人に近づいたから愛もへったくれもないのはもちろんなんだけどサラもきっと女王のことを見下してるしいいように利用していたのだろうし毒舌も愛の裏返しといえばそうなのかもしれないけどその愛は純粋なものじゃなくて憎愛だったんだろうな
女王も女王で病弱なのは可哀想だけど心が健全じゃないし自分のことしか考えてないのに誰も私を愛してない！ってまぁそりゃそうでしょうねみたいな人格のひとその上自分で大事なことは決められないからアビゲイルやサラみたいな野心あふれるサイコパスにつけ入られてしまう挙句の果てにはあの子は口でしてくれるのよ！って
驕り高ぶった歪んだ愛が天使のような見た目と耳障りの良い言葉を吐く悪魔にぐちゃぐちゃにされてようやく気がついた頃には通風(目が見えなくなったりするのって糖尿病じゃないっけよくは知らないけど)の合併症やらなんやらで弱りきった頃で手の施しようのない虚無感あふれるラスト
豪華なお城ときれいなドレスと人々の下品さと当時の流行の奇抜さのコントラストがすごい
