思ったより見やすかった。
ドロドロ女の戦いだけど、アビゲイルとサラ、アン女王がそれぞれ違うタイプだったからかその交わりが面白かった。
アビゲイルは性悪だけど、泥をすすって生きてきた人間が底辺に舞い戻らないためにありとあらゆる知恵と性技を駆使して生き残ろうとしているのがなんだか憎めなかった。
「梅毒の兵士に体を売る時が来れば道徳に縛られたことを後悔する」って台詞が印象的だったし、それを物語っている。
アビゲイルの品のない豚鼻笑いも好き。
あと効果的な不気味な音楽も良かった。
時代ものだけど、どこか現代的な演出な気がした。
ただ最後がフワッとしてたかな。