haru

ザ・スクエア 思いやりの聖域のharuのレビュー・感想・評価

3.5
正しいと思うことを行う一方で、悪気なくそれと真逆なことをしてしまう矛盾。
面白くてめっちゃ笑っていたのに、だんだん他人事ではなくなり次第に笑っていた顔がひきつって、笑っていた自分に違和感を感じ…あらゆる出来事に対しての自分のこの感情や考え方ははたして正しいのか、思いがぐらぐらと揺らいで自分自身も試されているよう。

前作もだけど、この監督さんの作品は人の本質というか見逃したいような部分を延々見せられるから、あるある!っと共感するのと同時に、イライラしてすごく疲れてしまう。
snsのない世界にはもうきっと戻れなくて、人間が試される世界だなぁ、と思う。正しい人間になんてなれるものなのだろうか。
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