Maki

悪魔の愛人: リダ・バーロヴァのMakiのレビュー・感想・評価

4.0
ゲッペルスの愛人、リダの半生を描いた作品。

ヒトラーに目を留められ、ゲッペルスに愛されてしまった以上抗うことはできなかったでしょうし、大女優になりたいという夢を抱いていたから尚更、彼との不倫関係に溺れてしまったのではないかと思います。
悪女の印象が強かったのですが、鑑賞後は賛否はあれど彼女の強さに胸を打たれました。チェコ出身の女優として、第二次世界大戦下のドイツで過ごすというのは想像以上に大変だったと思います。

(どこまで史実に基づいているのか分かりませんが)ナチスに臆することなくユダヤ人の女優を庇ったり、稼いだお金を祖国の家族に送ったりと、第二次世界大戦下でも一生懸命に生きるリダの姿が印象に残りました。戦後からのシーンは苦しかった...。

女優さん、表情の演技がとっても上手で、思わず見入ってしまいました!他の作品も鑑賞したいと思ったのですが、まだほとんど出演作品もない無名の女優さんなのでしょうか?これからの活躍も楽しみにしたいと思います。

(この映画のゲッペルス、今まで見てきたゲッペルスの中で一番気持ち悪かった!!、!!!!!笑)
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