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『激動ヨーロッパ戦線 ファシズム、ムッソリーニの野望 後編』に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

5.0
お気楽な恋愛ものだった前編からいってん、後編は歴史の波濤にもみくちゃにされるシリアス回。
(ご近所の目を避けて出産するための)疎開先の知り合いに感化されて、反ファシストに傾くヒロイン。
もう戦いたくないあてうまは軍を抜けて、正式な恋人に昇格。流れでパルチザンに加わった。
黒シャツ隊が本気出すようになったのは、イタリアの降伏(1943年9月8日)からで、これに新当て馬(旧正式な恋人)が関わっている。(親父の代からのサラブレッドなファシスト)
ナチスドイツが出張ってくることに呼応して、パルチザン狩りを激化させた黒シャツ隊(作中は「MAS」ただしくは「第10MAS小隊」だと思われる)。黒シャツ隊側からだと反体制テロリストの掃討だけど、俯瞰で見たら自国民同士で殺し合っているという状況。
黒シャツ隊が庶民から嫌われるようになった理由はまさにこれで、このあたりは「セントアンナの奇跡(2008)」など他の映画でも説明なしで出てくるので今回ちゃんと把握できてよかったです。
「印刷所(印刷機でも)といえばコミュニスト」という記号的表現がこの映画にも通用してて、ここでも当たり前のようにパルチザンのみなさんだった。ただし、ソ連共産党の指示がどうとか、苛烈な即決裁判とかそういうのはやってなかった。(でもコラボラシオン狩りはやってた。イタリアでもあったんだね)
メインキャストの三人は暴走する集団を諫める役どころで、そのあたりはずるいけど作劇上まあしかたないといった感じでした。
ナチスドイツにおけるヴェアヴォルフ(ナチ党が戦後、連合国に対するレジスタンスに移行したのがヴェアヴォルフ)みたいな集団のイタリア版みたいなシークエンスをもっとやってほしかった。
戦後処理についての(そんなことしたら戦後に大変なことになるみたいな)会話があったのも特徴でした。
旧正式な恋人は、最後どこに行ったんだろうね。ナチの残党みたいに南米に渡ったのかな? ファシストを目の敵にしている共産圏じゃ生きていけないもんね。ワンチャン、フランコ政権下スペインかな? 同じヨーロッパだったらそんな今生の別れみたいにはならないか。いろいろ想像できるのも楽しかった。
記憶喪失プロットにまで手を染めたぬるい恋愛ものだと思って後半に臨んだので、その落差で余計夢中になってしまった。
後半はとんでもなく面白かったです。