竜平

リヴォルトの竜平のレビュー・感想・評価

リヴォルト(2017年製作の映画)
3.0
とある戦場で気絶し、気が付くと留置所の檻の中にいる男。どうやら彼は記憶をなくしていて、何やら全世界規模で大変なことが起きている、というところから始まるSFのようなパニック系のような不思議な話。
要するに謎の生物、なのかロボットなのかってな奴らに地球を侵略されてしまってる状態から始まるわけだけど、当然あとからいろいろわかってくるもんだと思いきや、そうでもないというのがこの映画。回収される伏線とされない伏線のバランスが、なんというか真逆。知りたいのはそこじゃないのになぁ、みたいな。物凄くむず痒い箇所があって、掻いてはくれるんだけど、全然お門違いな箇所ばっか掻いてくる、みたいな。てなわけでモヤモヤは100パーセント残ると思う。あまりオチやストーリーに重きを置かずに見るべきかなと。未知のロボットとの銃撃戦はかっこいいし、何が起きるんだろうのハラハラドキドキもある。『スカイライン 征服』という映画を思い出した、のは個人的な話。そして個人的に謎多きヒロインがいい感じ、まぁ本当に謎のまま終わってしまうわけだけど。もっと出番が欲しかった。
約90分と上映時間は短め。二本続けて映画を見るとして、それの一本目、言わば同時上映的な括りでこの映画を鑑賞すれば二本目に見る本命の映画をより一層楽しめるのではないか、という提案。俺はそうした。
竜平

竜平