まぐらいだあ

リヴォルトのまぐらいだあのレビュー・感想・評価

リヴォルト(2017年製作の映画)
2.9
地球侵略物。
主人公が記憶喪失で目覚めたが、そこは機械が侵攻してきたケニアで……
いちおう、なぜ記憶喪失なのか、主人公は何者なのかという点と、地球侵略機械との攻防戦を繰り広げ、さらには世紀末のヒャッハーな人間もいて世界観は楽しい。
展開が弱いが、ロードムービーとして目的地まで目指す部分もあって、序盤の話運びは悪くはなかった。

だが、後半はもはやその辺にある侵略ものと変わらない。あるあるネタを雑に展開させて、終わり。
結局、主人公の記憶の内容も話の根幹に関わってくるのだが引っ張るレベルではないし、かといって周りの人間も都合が良すぎる人たちばかり。それまではほとんど出てくる人間は敵だったのに、関係性や立場の逆転におけるドラマが皆無である。さらにヒロインも、話に決着をつけることなく、なあなあで終わる。

後半が酷すぎて、同ジャンルなら「スカイライン」のほうができは良い。
設定が雑すぎて、オリジナリティと呼べるものが曖昧になっている。