写真時代もパチンコ必勝ガイドもよく知らず、原作の著書も未読だが、数年前に末井さんの「自殺」を読んで救われた私は当時勢い余ってペーソスのライブにまで足を運んだのだった。末井さんの文章は心底優しかった。
昭和はめちゃくちゃな時代だったな。いいのか悪いのか、とにかく懐かしさがこみ上げた。家を出て都会のネオン浴びて自由と寂しさでたまらない気持ちになった頃を思い出した。
柄本佑は良い役者だね。人間の複雑さを佇まいで見せてくれる稀有な存在。
尾野真千子は好みじゃなかったけど、この配役すごくいい。素敵だった。
最後のひとこと、そして亡き母とのデュエットっていう粋な計らいに泣けた。
