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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のnamのレビュー・感想・評価

4.2
「人との繋がりや想いやりの大切さを伝える
心温まるストーリー」

Filmarksさんからの当選で、男性限定の試写会に参加させていただきました。上映後には李 闘士男監督と主演の榮倉奈々さんのトークショー付きという2度楽しめ、感謝です!

タイトル自体にインパクトで、予告から気になってもおり、また好きな役者さんお2人が主演という事で楽しみにしていましたが、笑えて、最後には感動もできる素敵な作品でした。

ストーリーはタイトル通りにある日をきっかけに死んだふりをし始めたチエ(榮倉奈々)に戸惑う夫のジュン(安田顕)

実は彼は過去に離婚歴があるバツイチで、チエは2人目。再婚した際も結婚して3年したら別れるか夫婦を続けるか、話し合うとしていたちょうど3年目のタイミングでした。一体なのん合図なのか?妻は何を考えてるのか?という出来事をきっかけに夫婦の関係を描いています。

前半はタイトル通りの印象なコメディな展開で、なにより榮倉さんの演じるチエがとても可愛い!可愛い女優さんというのは分かっていましたが、自然で無邪気な笑顔や毎夜、大喜利の如く出てくる死んだフリの数々で榮倉さんの魅力がより発揮されてます。

後半はそんなチエとジュン夫婦の過去の話や同僚の大谷亮平夫婦の話も絡めつつ、リアルな夫婦の関係性も描いていきつつ、感動できる構成になっており、終盤にかけて落涙しまいました。

最後に監督の「夫婦関係を描いているが、それだけでなく人を想いやる事の大切さ、やさしさを描いた作品」というコメントが印象的でした。

とてもキュートで、かつ自然体な演技の榮倉さんだけでも観る価値ありますが、心温まるストーリーに感動できる作品です。

私は未婚ですが、既婚者の方もそうでない方も誰か大切な人がいた経験がある人なら共感でき、夫婦でもカップルで楽しめる作品でした!
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