ちろる

アリとキリギリスのちろるのレビュー・感想・評価

アリとキリギリス(1934年製作の映画)
3.4
記憶ではキリギリスが働きすぎのアリをバカにする感じだったけど、このキリギリスは「君らは働きすぎだよ。」と、遊びを促してる。
お調子者だけど、嫌な奴ではない。
今を思いっきり楽しむか、先の試練に対応できるように今は懸命に働くかの哲学。
凍えそうになって危機一髪になった時、迷いもなく甲斐甲斐しくギリギリスを解放するアリたちが愛おしい。
アリの女王の、働かざる者食うべからずという考えの中で、「人を楽しませる」エンタメも仕事だと言ってくれたのは嬉しい。
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