市太郎

テリー・ギリアムのドン・キホーテの市太郎のレビュー・感想・評価

4.4
年の瀬に。

何年も前から七転八倒色々あって、テリーギリアムがようやく作り上げた大作。

笑いあり、涙ありの物語は集大成と言っても過言ではない。

長いし、意味解らんところも今回は力が入っていて、この監督らしい。

個人的に解釈すると、テリー監督自身の映画、物語を作り出すことの葛藤、論理等を描いているような気がする。

物語を作る事は人を幸せにするのか? 本当は人を狂わせるだけではないのか?

それでもストーリーは続く。

人は朽ちるとも物語は死なず。

映画館で観たときは何故か涙が出た。
市太郎

市太郎