宇羅丸

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結の宇羅丸のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

イドリス・エルバになりたい人生だった。
「ワイルドスピード/スーパーコンボ」では黒いスーパーマンと呼ばれ今作ではキャプテンアメリカのように仲間に指示を出している!スーパーマンとキャプテンアメリカを兼任する男!
イドリス1人いれば地球はもう大丈夫。

監督の盟友マイケル・ルーカー、オープニングから登場するから今後はDCで活躍かと思ったらw

ポルカドットマンの技!それ偶然だろうけどジョジョリオン実写化みたいになってるよ‼︎
巨大化ポルカドットマンママが街を破壊するシーンは監督の好きな「ウルトラマン」の巨大化アキコ隊員へのオマージュ?

映画観た後、気づく。今作のヒロイン、ハーレイじゃない!ラットキャッチャー2ことクレオやん!「ルパン三世カリオストロの城」でいうとハーレイは峰不二子ポジションでクレオがクラリスポジション。ということはイドリスは黒いルパン三世でもある?いろいろ独占しすぎだよ!
加えてクレオはナウシカ同様肩に齧歯類のせてて王蟲や巨人兵を手なづけるようにキングシャークも手なづけてたのでほぼジブリヒロインでもありますね。つまり日本人が好きなタイプ!
ラストのお父さんの台詞は僕も宇多丸さん同様、ブルーハーツを思い出しましたね…。

ジェームズ・ガン監督はネズミの国から追放されてる時期だったのにネズミを前面に押し出す映画を作るなんて心広いなー。
でも実際、ガン監督はこの時どん底の気分だったんじゃないだろうか。「ガーディアンズオブギャラクシー」でマーベル、ディズニーに多大な貢献をしたにも関わらず、過去の発言(それも謝罪済の)をネトウヨに拡散された途端、電光石火で解雇。映画監督なんて雇い主の前では無力な存在だと思い知らされたんじゃないだろうか。
この映画の登場人物たちも世間からは見下される存在、負け犬だ。そんな彼らが世界を救う。無力な存在でも巨大な敵を打ち破り誰かを助けられるのかもしれない。ガン監督自身が映画で多くの人の心を救ってきたように。
そんなメッセージを監督はこの作品に込めたのかもしれない。チューチュー。