賢太郎

バンブルビーの賢太郎のレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
4.1
『トランスフォーマー』シリーズで唯一この作品だけ見逃していました。春くらいに公開していて、ついついそのままだったので3連休を利用して借りてきました。

マイケル・ベイが監督では無かった"おかげ"って言ってしまうのも変な話なのですがやり過ぎていない秀逸な作品に仕上がっていたように思います。優等生的な感覚。僕はマイケル・ベイ監督のあの派手な演出が大好きなのですが、今作はまさに【始まりの物語】らしく最小限に慎ましくまとまっている作品ですね。あと、スピルバーグ監督も関わっているの何気に凄いです。

ヘイリーの"田舎で燻っている10代"感は天性の才能があるんじゃないかって程。その彼女のことを好きなメモ(すぐ隣に住むオタク系男子)が出てくる感じもこれまたアメリカ典型的な映画の王道パターン。2人の関係性が初々しくて好きでしたね。家族とのストーリーや、軍の機関が出てくるのもいつものトランスフォーマー。ただ規模感的に敵として出てくるディセプティコンが2体だけなので、錯綜したストーリー展開にはならないんですよね。迫力だったり、起伏にはやや欠ける印象も否めないのですが、バンブルビーの魅力がそれらをすべて補っています。

ビーは可愛い!笑。とにかく愛くるしいです。あの目と表情…そこまで多様な表現が出来る顔じゃないのですが、何故なのかめちゃくちゃ可愛いんです。それでいて戦闘になると頼れる戦士として活躍するので、ギャップ萌えって観点からもお見事。ビーの魅力に改めてメロメロにやられちゃいました。

『トランスフォーマー』シリーズではオプティマスという偉大な司令官だったり、メガトロンのような最強の宿敵もメイン級に描かれているのでバンブルビーだけに注目した作品ということでこれは作ってくれて感謝です!!改めてまたサムの時代の1作目から見返します。
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