田辺・弁慶映画祭③
キネマイスター賞、映画.com賞ダブル受賞作品。
CGを使わず、SF的な装飾も全くせず、まして初代?Macや昔の扇風機など、レトロなものを配置してなお、これは紛れもなくSFであると感じさせます。
それも、ヒューマノイドというテーマを、ブレードランナーの続編が30年ぶりに公開されるというタイミングで、日本からこの映画が産み出されたことが、個人的には嬉しいです。
お金のないことを逆手にとって、アイデアと工夫で見せたことは、高く評価できると思います。途中の仕掛けも見事でした。
もともと30分だったものを60分版にして、今回上映されましたが、いったいどこを切れるのかってぐらいでした。
完成度では、他にもっと高い作品もありましたが、のびしろの部分も含め、私はこれを一押ししました。面白かったです。
ただ、他の作品も、甲乙つけ難いものがあり迷いました。何を大事と考えるか、、審査は難しいですね。