可愛らしい少女が悪霊に憑依され素っ裸で色情狂のような奇行を繰り返すエロティックホラー（？）

すっごく雑なBGMの切り替え、唐突過ぎて脳内に「？」が浮かぶ展開、あまりにも間の抜けたオチ（こんな映画の犠牲になった蛇さんが可哀想過ぎる…）
まごうことなきポンコツ映画で「バカバカしいなぁ」と生温～く見守って頂ければ割と笑えるし面白い。
製作側は本気で真面目に撮ってんだよなぁと思うと余計にシュールさが増してくる。

全裸若年美女

十字架磔に額の妙な印で発見された老人の死体。その善良な孫娘マグダレーナにこの事実を伝えなければ…といったところで、当の娘が見えない何かに怯え半狂乱になっちゃった？

すぐに正気を取り戻したかに見えたが祖父の葬式すら断り、とにかく奇行と不可解な言動を繰り返すようになる彼女。悪魔の仕業じゃないかと思われるが…みたいな。

─

これは果たして蛇モノなのか…？半ば賭けのレンタル。結果は…淫乱の悪魔系で何も蛇じゃない！！いや10秒くらいあるけどさ！！

原因不明の精神破綻によって暴走や痴態の披露などの二重人格的な奇行を繰り返すマグダレーナを眺めるだけのお話。古の作品のせいか音量がめちゃくちゃデカくて笑ってしまった。

これが…なかなかに酷いかも知れない。惜しみなく晒される美女の美裸体は嬉しく、くねくね全裸でエア・セックスしてる光景も良くはあるんですけど、本気でそれだけと言っても良いかも…。
最初はポルターガイストとかもあるのに、一生博士たちが「悪魔かな〜悪魔かも〜」しだしてからは無…。

一向に何も進まない中でどうやってオチ付けるんだろと思ってたら、残り3分ほどで1分くらい使って急速のパワー解決がなされ、最後の1分はスタッフロールすらなく黒い画面に音楽だけ流れて終わる。でもこんな破綻した何かって初めて観たかも。ある意味貴重。

個人的に気に入ったのは、極太聖書素手で真っ二つにするマグダレーナ、「皆敵よ」と叫んで地面にぺしゃっと拗ねるマグダレーナです。

この映画を検索したらfilmarksでは出なかったので申請をしてみた。受理されたのは割とすぐだっけど反映されるのに2ヶ月以上かかったよ。

この映画はエクソシストの二番煎じとして西ドイツで製作されまたがエロ描写に力を入れた(と言ってもオッパイが出るくらい)からか日本では成人映画として公開されたのでfilmarksも相手にしなかった？

まあパクリという志も低い作品で予算も少ないので特撮も特殊メイクも全然ダメです。
マグダレーナがミニスカート(時代を感じる)を捲り上げてドアをけ破ったり家具を破壊するくらい。
悪魔の正体も「えっ！」って思うような感じで最期もあっけなさ過ぎる。

劇場公開は成人指定でしたがレンタルビデオは学生でも問題なく借りれた。

安っぽい展開が微笑ましい、たまに再見したくなる映画です。