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希望のかなたのkazataのレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
4.0
アキ・カウリスマキ監督独特の演出とテンポによって開始早々から睡魔との戦いが繰り広げられ……というのは毎度お馴染みの流れ。で、30分くらい経って頭と身体が慣れ始めてきたら突然「スゲー面白いじゃん!」と興奮し始めて──僕はこれを"アキカウリスマキーズ・ハイ"と呼んでいます──そのままラストまで突っ走って「あーいい映画観たわ!」で終わる……もちろん今回もこの流れ通り。

フィンランド(含めて北欧諸国)でも社会問題化している"難民問題"をエンタメ映画として軽やかに描いてみせるベテラン業を堪能させて頂きました。

途中で日本ネタ(場内爆笑でした)が出てくるけれど、フィンランド同様に"難民問題"(移民問題でもいいけど…)は自分達の問題でもあるんだ!とちゃんと考えないとなんだよね。
そしてその時には「自分もあのレストランメンバーの一員でありたい!」と強く思いました。
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