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すばらしき映画音楽たちのfujisanのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
3.8
映画好きにはこたえられない、あっという間の90分でした。

全速力で走るスタローンの映像とともに流れるロッキーのテーマから始まり、次から次へと流れる映画音楽の数々。

映画では様々な音楽のテクニックが有名な音楽作家とともに紹介されますが、門外漢なので細かいことは省略し、印象に残った一部の紹介にとどめます。


■ ジョン・ウィリアムズ
・ジョーズやスターウォーズ、インディ・ジョーンズ、E.Tなど、すぐに口ずさめる数々の映画音楽を製作。
・ジョーズのダンダンダンダンダン、二音だけでシンプルに本能に訴える

■ トレヴァー・ラビン
・アルマゲドン、コン・エアーなど、ジェリー・ブラッカイマー作品の多くを担当
・「タイタンズを忘れない」のメインテーマはオバマ元大統領のお気に入りで、感動的な勝利宣言演説を演出

■ ハンス・ジマー
・グラディエーター、パイレーツ・オブ・カリビアン、バットマンシリーズなど多くの作品を担当
・シンセサイザーとオーケストラをミックスさせる。弦楽器をギターのように使う
・「映画音楽はオーケストラを日常的に使っている最後の仕事」

以上はほんの一部で、まだまだ多くの映画音楽、テクニック、音楽作家が紹介されます。


エンディングは、2015年に飛行機事故で亡くなった音楽作家ジェームズ・ホーナーのエピソード。

タイタニックやアバターなど、親交の厚かったジェームズ・キャメロン監督が、タイタニックでディカプリオがケイト・ウィンスレットをスケッチするシーンで流れる曲のエピソードを語るシーンで締めくくられます。


映画音楽を聴くとその映画を観た当時の記憶まで蘇ってくるから不思議です。このドキュメンタリーを観て、色々な思い出が蘇りました(思い出したくないことも含めて…😓)

NETFLIXにもう一本、映画音楽についてのドキュメンタリーがあるようなので、そちらも観てみたいと思います。
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