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すばらしき映画音楽たちのMeのネタバレレビュー・内容・結末

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽で映写機の騒音を誤魔化していた
無声映画にも音楽はあった
シアターにオルガン奏者は1人はいた
“キングコング”はオーケストラ音楽を初めて取り入れた
音楽でストーリーを伝える語り部
どのような音楽にするか映像を見ながら決めていくスポッティング作業
監督の感情を音楽にのせる
映画音楽は演劇などとは違うカットやカメラワークがある
印象的な旋律の”モチーフ”はアレンジされたりしてストーリーの展開を表現できる
“欲望という名の列車”は初めてジャズを取り込んだ
007の音楽はバンドミュージシャン出身者が作り上げた
楽器や演奏が特殊なのではなくて単にメロディがしびれる
1960年代は黄金期
音楽がないとつまらないシーンも多くある
一つの脚本家から音楽家の数だけ映画音楽ができる
自分で鳥肌が立たないと聴衆にも響くわけがない
映像の動きと音楽が連動している
1960後半からオーケストラから解放され原始的、フォーク、シンプルな音楽に
本能に訴える音楽はこれでいい余計なものは入れない
“スターウォーズ”でオーケストラ音楽クラシック音楽も負けない可能性になる、再発見だった
誰もが知っているAパートの後にBパートもあるが劣らず美しい、きっと自分のために書いたものだ
築100年の教会廃墟がスタジオ
アビイロードスタジオ ロンドンでは柔らかい音にロサンゼルスでは力強くなる
かつては作曲家自ら指揮していたが、今では間近で監督の様子を見ながらブースで指示するのを好む
全員が同じ音程で同じ音を出すのは不可能だがそれでこそ合唱のような音楽が出来上がり機械が生むことのできないソウルが生まれる
誰もが無意識に他人から盗んでいる
ニューマンはオーケストラにはない繊細で力の抜けた音楽を作る
ハンスジマーはロック音楽のように力強い
映像と音楽だけのシーンを取り入れることで作品がより詩的なものに
映画は僕が死んだ後も見られる
オーケストラが失われれば人類の大きな損失になる
言葉の裏には自分を隠すため何時間でもお喋りできるが、音楽には本当の自分を曝け出す

音楽がダメならどんな作品も失敗だ
責任が重大
映画音楽は20-21世紀の大きな発明
科学では計り知れない

たしかに、いつだってどんな作品でも鑑賞中に気持ちが盛り上がるのはストーリー、映像、音楽が見事にマッチし、私の感情を音楽が表しているように感じる時です。この感動を私達にもたらすためにもがき苦しんで仕事をしてくれている人がいる、どの時代にもどこにいても繋がりを感じられるのが、映画の素晴らしい所であり好きな所だと再発見できました
鑑賞後にエンディング曲と共に作品に浸る時にも必須なもの
映画音楽というひとつの新しいジャンルを見出すことができました
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