なりかけゾンビ

南部の唄のなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

南部の唄(1946年製作の映画)
4.0
辛い現実を明るく彩るうさぎの物語!そしてラストの演出に涙がこぼれる傑作❗️


内容
南部にある母親の実家の農場で暮らすことになったジョニー。辛い日々が続くなか、そこにはうさぎの面白い話をしてくれるリーマスおじさんがいた。


「話は人の迷惑にはならん。悪いもんならこんなに語り継がれるもんか」byリーマスおじさん


東京ディズニーランドにもあるスプラッシュ・マウンテンの元ネタとなる作品
ただ、作品の要となる語り部のリーマスおじさんなどは、黒人奴隷として描かれており
〝黒人奴隷制度を擁護している〟としてオンデマンドやdvd化されていない勿体ない作品
現に今年の1月23日にアメリカのディズニーランドにあるスプラッシュ・マウンテンは閉鎖にもなってるらしく、東京のスプラッシュ・マウンテンもそのうち無くなっちゃうかも………


作中で時折耳にする『ジッパ・ディー・ドゥー・ダー』はテーマパークやテレビでもよく聞く耳から離れないメロディー‼️
元々はウォルトが『ダンボ』を制作中に口ずさんでいた曲が元になっているらしいけど、素敵な曲w


作品は親の離婚やいじめに苦悩する少年ジョニーが明るく面白いうさぎの物語からヒントを得て、現実と向き合っていく話なんだけど、
現実パートがなかなか過酷…

そしてラストでまさかの
物語として聞かされていた、うさぎ達と現実が入り交じる演出があって号泣😭😭😭
まさに夢の国。


というか1946年でカラーってことにびっくりだし、
その上、このクオリティーの合成技術があることに驚愕((;゚Д゚))
恐るべし…。
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