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少女邂逅のno6clubのレビュー・感想・評価

少女邂逅(2017年製作の映画)
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実写映画というより、アニメ的な表現、ストーリーみたいだなと思った。ものすごく綺麗だった。「他人(ミユリ)を幸せにしたい(価値を見つけてあげること)のではなく、それにより自分が救われたい」っていうことだったのかな紬は。糸が出てくるところとかは、実際に出てるんじゃなくミユリの主観的な表現、映画的表現のの一部なんだと思う。蚕と紬を神格化して悪い言い方すると、都合の良い理想を押しつけてしまったから、ハッキリと自傷行為の傷痕が残っている普通の人間の肌をみて、目が覚めたんだろうと思った。ラストのあれは、痛がる様子がない=痛覚がない。痛覚がない理由は、すぐに死んでしまうからって紬が言ってたし、すごく暗いエンディングかと一瞬思ったんだけど、電車のなかは明るくて柔らかい光が入っているし、確実に新しい進路(居場所 未来)に進んでいるので、希望的であれ…となった。
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