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僕の世界の中心はのKotaのレビュー・感想・評価

僕の世界の中心は(2016年製作の映画)
3.6
“なんでも簡単に答えられたらいいのに。”

“ダーク”、“ヒトラーのわすれもの”の主役であり超絶美形のルイス・ホフマン主演。何年も前から観たかったやつがやっと配信に。キャンプから帰ると母親と姉の様子がおかしい、それと同時期に転校生のニコラスに惹かれていくフィル。

とにかく終始ルイス・ホフマンが可愛いからそれだけでずっと観れる。冒頭の自己紹介のカット割とかも“ラブ・サイモン”ぽくてかなり好み。最初からゲイだと自覚している少年が転校生を好きになるという割りかし直球な話で、二人が結ばれてからはかなりモザイク処理も過激な性行為もありさすが芸術のヨーロッパと唖然なところも(笑)。後半は中々に打ちひしがれる内容で(結構あるあるだと思うけど)、性的趣向など関係ない失恋と成長の物語に。

ちょい残念だったのがストーリーがフィルの恋物語と、母親と姉の確執を辿っていく二軸で進み、どちらも良い話だけにどっちつかずな印象(とゆうか、家族の話がメイン)。片方の話が盛り上がるシーンで違う問題に飛んでしまうのでイマイチ全体のテンポ感に欠ける。母親の演技も良いから尚全体構成が惜しかった。
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