まあマンガ実写の邦画映画だろ、と思ってたらナーメテーターな映画。
お顔は抜群だが芝居のできないコケティッシュな土屋太鳳と、口裂け女状態だけど芝居上手のメンヘラちゃんな芳根京子がキスをすることで互いの顔を入れ替え、双方の野望を果たしていくが、やがて二人の間に嫉妬が芽生え…というストーリー。
なんといっても設定上、キスをしないと顔を入れ替えられないので、上述の二人のキスシーンが何度も繰り返されるという夢のような映画。関ジャニ横山を巡って三角関係になった際には、自分の顔を奪還しようと芳根京子の見た目をした土屋太鳳が土屋太鳳の見た目をした芳根京子に唇を奪おうと襲いかかるという、字面にしてもカオスな展開が胸アツ。結局、顔を奪還されてしまった芳根京子がシクシクと家で泣いてると、関ジャニ横と一晩を過ごした朝帰りの土屋太鳳が帰ってきて「どんなことしてもらったか教えてあげようか…？」と芳根京子を押し倒す場面は、キャーッて感じだ。
語彙が貧困なレビューが続いたが、互いの人格を入れ替えながらも、それぞれの状態を矛盾なく演じた二人には拍手を贈りたい。
特に、土屋太鳳に関しては劇中劇を演じる中で、土屋太鳳状態と芳根京子状態を演じ分けるという、正に七面六臂の活躍っぷりである。
土屋太鳳と芳根京子のファンになる一本だ。
