MikiMickle

ハッピー・デス・デイのMikiMickleのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.5
製作はエンタメホラー安定のジェイソン・ブラム。
監督はクリストファー・ランドン。パラノーマル・アクティビティ2以降の監督でもあるけれど、ラリー・クラークの「アナザー・デイ・イン・パラダイス」や、覗きサスペンス「ディスタービア」で脚本を担当し、監督したゾンビコメディー「ゾンビワールドへようこそ」もかなり楽しい作品だった♪

ストーリーを簡単に言うと。
クソビッチ高飛車女の大学生ツリーが目覚める。ダサめなカーターという男の寮の部屋。昨日も飲みすぎて羽目を外してしまった模様。実は今日は彼女の誕生日だったが、二日酔いのまま、いつものビッチ生活に戻るツリー。
しかし、パーティーへ向かう途中、大学のフットボールチームのお面を被った男に突然殺されてしまう…
恐怖で目覚めると、またカーターの部屋。それは、全く同じ日。同じ事が起こっていく…
というタイムループもの。

タイムループものは色々あるけれども、これはホラーサスペンス学園コメディー。
どうしようも無いクソ女ツリーがなんとかしてループから抜け出そうと、犯人を探し、何度も何度も色々な死に方で死ぬ話(笑)

まず、タイムループものっていうのは、映画によって様々な趣向をこらしていると思う。かなりたくさんあるけれど、あまりダブりがないかと思う。SFでもホラーでもドラマでも。それぞれ独特の脚本がある。もちろん駄作もパクリもあるけれど、それでも脚本家が必死で考えたのが伝わってくると思う題材のひとつかなと。

さて今作は、今までにあまり無かった爽快さと楽しさが際立つ‼ シリアスだったり倫理的だったりになりがちなタイムループものを、絶妙な緊張感と笑いに繋げている‼ (とにかく殺されるだけのホラー作品も以前にあったけどねw)
最低女ツリーを主人公にする事で面白さ増大。悲壮感もあまりなく、前半のホラー要素独り占め。何度も死ぬ中、彼女なりに試行錯誤していく様はかなり楽しい♪

クソ女だから容疑者もいっぱいってのも上手いw

そして、段々とツリーに感情移入していかせるのが見事だなと♪可愛くなってくるのよ、ツリーが♡
そして、そうは簡単にいかない展開もあったりね♪ 単純に楽しめる作品で、学園ホラーもの要素凝縮‼ かつ、今までの学園ホラーとは違う妙技♪

あー、もう、こういうの大好き♡
ユニバーサルのオープニング画面から、このタイムループを暗示する見せ方をしてたのも小技効いてて良い♪
個人的にはカーターの部屋に飾られているポスターがツボ♡「ゼイリブ」とか「レポマン」とか♪ただのオタクじゃないし、映画の内容的な意味もある♪そういうのが映画を見てて楽しい所♡
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