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世界でいちばん長い写真のはのレビュー・感想・評価

世界でいちばん長い写真(2018年製作の映画)
2.8
あらすじ
引っ込み思案な高校生が、長い写真を撮ろうとする。

感想
長い写真とはなんぞや。
と、興味をもたせれば勝ちみたいなタイトルに便乗して言うと、長いですよ。

かなり最後の方まで、主人公の性格も、主人公の性格をいいことに遠慮のない周囲の態度にもイライラ。
写真を撮り始めるパートも、やりたいことに打ち込むというよりは、単に珍しい物に夢中になってる感じで、あんまり応援したいという気持ちにはならず。
主体が「珍しいカメラ」にあるので…
ラストの展開が始まってからようやく面白さを感じ始めたんだけど、これも、「主人公がカメラに感じていた面白さ」を共有出来ただけなんだよね。

なんつうか、例えばわたしが映画を観るのも、好きで観ているわけなんですけど、これは単に観てるだけであって、「映画に打ち込んでる」訳ではないじゃないですか。
わたしが映画を観てる姿を映画にしても、面白いと思う人は世界にあなた一人だけですよね?
などと、レビューに第四の壁をこえる試みを入れてみたりしつつ…

主人公が手にしたものを、血肉に変えていくようなプロセスが感じられなかったと言えばいいのか。
もうちょっとその辺が欲しかった。
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