このレビューはネタバレを含みます
……え！？ ラスト……え！！！？？？
お、俺の1時間半を返せ…………
死にたい男・バディが、兵士の少年、神学生、博物館で働く老人に、ある仕事を依頼する話。
兵士と神学生は「そんなのイヤだ」と拒否するが、老人は子どもの治療費のためにやむなく承諾する。
しかし老人の桑の実の話なんかを聞いていくうちに、バディにも心の変化が……。
「他人の痛みは感じ取れない」
「桜桃の味を忘れてしまうのか？」
「小石を投げてくれ 肩を揺すってくれ 寝ているだけかもしれないから」
主演の表情が良い。バディの悩みは結局明かされないが、思い詰める人間の捨て鉢な感じがよく表れている。
砂埃、彩度の低い自然。老人の話を聞いたあとの自然は、なんとなく前より輝いて見えた。
でもラスト……何？ 観客に考えさせる系なのはもちろんいいけど、ネタバラシ的なメタを入れてきたのは何だったんだ。
2021/11/27追記 ↑イスラム圏では自殺が禁忌だから、フィクションですよ〜と明示するためかもしれない。(？)
